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2007 10,18 14:23 |
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輸入取引の流れ今回は輸入取引の流れについて国内取引との相違点を明らかにしながら、取引を行う上での留意点について解説します。 [1]許認可及び関連事項の調査
まずは輸入しようとする商品等が日本に輸入できるものかどうか、また輸入できたとしても販売できるものかどうかなどに関する事前の調査が必要です。 [2]輸入先の選定・取引条件等の交渉輸入ビジネスが成功するか否かの大半はこの部分にかかっているともいえるでしょう。自身にとってなるべく有利な条件に応じてくれるような現地の業者を選定し、取引条件に関しては粘り強い交渉を行う必要もあります。 [3]契約の成立
外 国業者との契約は日本国内における契約よりもはるかに高いレベルの注意が必要です。契約書に書いていないことは絶対に守られないと思っても過言ではありま せん。国内業者との契約書はある程度融通が利くという意味で性善説によって解釈されるのに対して、外国業者との契約書は書いていないことは相手の利益に なってしまうようになっているという意味で性悪説によって解釈しておいたほうが無難です。常に取引に関する重要事項(納期、価格、品質等)に関しては細心 の注意を払ってチェックしておきましょう。また契約書の言語が外国語によっている場合は特に注意が必要ですので、必要に応じて弁護士等の専門家にチェック を依頼するほうが無難といえるでしょう。 [4]代金の決済代金の決済方法として信用状(L/C:Letter of Credit)を利用する方法が一般的である点が、国内取引と最も相違する点であるといえます。 [5]商品の引き取り外国から商品を輸入する際は輸入通関手続を行った後でないと、商品を引き取ることができません。第1回で解説したとおり外国貨物の引き取りに関して は関税をはじめとした様々なコストがかかりますので、ビジネスの採算を考える上でこれらのコストをあらかじめ適正に見積もる必要があります。
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