小口輸入とは?
小口輸入をやってみたい
今なぜ小口輸入なのか
小口輸入の流れ
見本市の活用
代金の決済
輸送の手配
小口輸入業者リンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
■■■ 見本市(展示会)の活用 ■■■
海外各国には定期的に開催される見本市(展示会)があります。欧米では見本市(展示会)は商品を選択し発注する場です。事前に情報を収集して、見本市(展示会)は外さないように気を付けましょう。
■■日本の法的規制の確認
日本国内で商品を仕入れる場合と海外から商品を仕入れる場合は情勢が違うのが当たり前です。日本国内では問題にならないことも、海外から入ってくる商品は問題を抱えていることも多いのです。まずはそこを理解しなければなりません。
一部の商品には法規制があります。健康食品やサプリメントなどは薬事法に注意します。海外では普通に売られている商品も日本では販売できないものもあるということです。また食品衛生法に引っかかるものもあります。お酒などは酒税が別途かかります。
こういったことを事前に知らないと、輸入はしたものの、日本の港から入れることができないという事態になってしまいます。商品は返送しなければなりません し、払ったお金はまず戻ってこないと考えたほうがいいでしょう。事前調査を怠った報いの月謝としては高すぎますね。
■■買付け商品の確定と発注
海外への買付けではその国で行なわれる見本市(展示会)で行なうのが一般的です。日本では見本市(展示会)は名刺交換の場であることが一般的ですが、海外では商談の場です。買取制度の厳しいプロの場ですが臆せずチャレンジしましょう。
見本市(展示会)で発注商品・数量・明細が確定すると、直ちにセールスレセップが注文請書を手書きし、バイヤー(つまり貴方)に確認サインを求めます。サインは英語でも日本語でも大丈夫です。パスポートと同じサインが信用を得るでしょう。
バイヤー(貴方)がコピーを受け取ることで発注仮手続きが完了します。
小口輸入を実際に行なうフローです。
海外マーチャンダイジング
取引相手の選定
日本の法的規制の確認
買付け商品の確定と発注
代金決済
輸送・保険の手配
通関手続き必要な通関業者の選定
通関済み貨物の引き取り
国内法による品質表示と取扱説明
国内マーケティング
■■海外マーチャンダイジング
マーチャンダイジングとは商品計画のことです。マーケティング目標を実現するためには(1)特定の商品またはサービスを(2)適正な場所(3)時期(4)価格(5)数量で、市場に流す事に伴う計画と統制をすることが必要です。
小口輸入でも同じことが言えます。まず何を仕入れるのか?どんな商品なのか?数量は?どこから?いくらで?・・・日本市場での話題性はどうか?顧客のニーズに適応しているか?少量買付けが可能?売りやすい商品かどうか?
小口輸入は自分自身の能力に頼るしかありません。まずは自分の得意とする商品を選びましょう。自分の得意とする商品分野ならいろいろな情報を収集するにも的確に作業できるはずです。好きこそものの上手なれ!
■■取引相手の選定
商品と国が決まったら取引相手の選定です。日本人相手ではないですからちょっと気を使います。お国柄もあり、たとえばアメリカでは国内取引を重んじる傾向 があります。差別をしてはいけない先進国のアメリカでさえ差別があるのですから他の国ではなおさらです。
相手と対等に渡りあうには、やはりこちらの商品知識がものを言います。瞬時の判断や直感力は俄仕込みでは相手に負けてしまいますね。商品知識があれば、相手の能力も見抜くことができます。プロ意識の高い誠実な輸出をしてくれるところを探さねばなりません。
言葉が通じにくい分、説明は的確でなければなりません。良い商品の提示を受けるには、ほしい商品の方向性や日本でのお値打ち感、商品の差別化戦略などを相手に伝え、理解してもらう必要があります。
また必要な決済や輸送情報を予めまとめておき、それを元に指示すれば相手も理解しやすいです。商談の主導権はこちらが握りましょう。
惚れた商品は必ず手に入れる!良い商品を手に入れるためには、多少相手に難があってもそれをクリアするだけの意気込みが必要です。
■■■ 今なぜ小口輸入なのか ■■■
ライフスタイル提案型小売形態の台頭
それは現代の小売業の業態が変化していることに由来しています。
不況の世の中、消費者は消費に対して非常に慎重です。しかし豊かな生活はしたいと思っており、ここぞというときには思い切りのよい消費をします。小売業もそういったトレンドを認識して、ライフスタイル提案型のショップ運営に変わってきています。どこにでもあるような商品をただ漫然と並べただけでは売れなくなってきているのです。
■■一味違う商材の発掘
日本国内ではどこに行っても同じものが同じ値段で買えます。生活消耗品ならばそれでもいいですが、ある程度の耐久財となればそれでは新鮮味がありません。 しかし、海外に目を向ければそこは珍しいものの宝庫です。デザインの優れた商品、夢のある商品など世界にはたくさんあります。自社あるいは自店の商品にそ れらの一味違う海外商品を加えることで同業他社との差別化を図ることができます。
■■安い買付け価格
また、価格も見逃せません。日本で売られている輸入商品は競争も少ないせいか非常に高価に売られている場合が多いです。同じ商品を海外で探すと、日本で売 られている商品の四分の一にも満たない価格であることもあります。そのような商品を買付け、輸入にかかる諸経費をたしても、日本で売られている価格の半額 くらいで販売することが可能です。
つまり、個人で始める小口輸入であっても十分競争力があるということなのです。大手商社が20万円で売っているものを、個人が10万円という価格で殴り込みをかけられる。そんな醍醐味もあるのが小口輸入なのです。
■■必要なモノのを必要なだけ輸入する
小口輸入は直輸入だから安く買えます。しかし安いからといって大量に買いこんではいけません。商品のバリエーションを増やすのが目的であって在庫を増やす のが目的ではないからです。海外の商品提供者は大量に買わせようとしますがその手に乗ってはいけません。少量買付けが大原則です。
また商品の価格交渉や選別など目利きが必要ですから、取り扱う商品については精通していることが必要です。得意分野ならも商品の良し悪しが直感的にわかる ものです。欲を出してあまり詳しくない商品に手を出すと、思わぬ失敗をすることがありますので注意しましょう。
■■クリアしなければならない関門があります
輸入者本人が自己の責任において使用・消費する場合は一定の範囲内で輸入が認められる商品も、販売を目的とした輸入となれば販売者としての責任が生じます。